TOP-name.jpg
OASIS-name02.jpg
 世界スポーツ支援開発機構 OASIS ジャパン

space.jpg

Ctop-ws.jpg

HIV / AIDS感染者だけの女子サッカー

 アフリカ南部の国「ジンバブエ共和国」は全国民の14.9%がHIV感染者です。人口にして120万人。日本に置き換えて考えると、大分県や石川県の全人口に匹敵します。最大の東京は人口131万人、その1/10の人々がHIV感染者。昨年は7万4000人が新しく感染し、5万8000人が亡くなりました。東日本大震災で犠牲になった方々が15000人以下であることを考えると、いかに深刻な状況か想像がつくと思います。

ジンバブエではHIVに感染した女性は、シングルマザーが圧倒的です。

 離婚者や死別者が多いからです。男性が買春行為などでHIVに感染し、妻である女性を感染させる例が数多く存在します。妻が感染してしまうと、「健康な子どもを生むことが困難になる」などの理由で親族から嫌がられ離婚に追い込まれる場合がほとんどです。男性がHIVを家庭に持ち込んだのに、女性が追い出されるのです。また男性が早期にAIDSで死亡するケースも多く、夫と死別してシングルマザーになる事例も数多く存在しています。

苦しいシングルマザーの生活

 2013年現在、ジンバブエの非労働者率は93%。会社や工場などに勤務して毎月お給料を受け取っている人は、わずか7%しかいません。多くの人々は自分で小さなお店を、道路の近くに開いたり、石を砕いて建設現場に売りに行ったり、自分で生活するためのお金を稼がなくてはなりません。HIV感染者のシングルマザーは、想像を超えた苦境に立たされています。
HIV感染者は「薬」さえ飲んでいれば、日常生活に問題はありません。しかし周囲の人をHIVに感染させる危険性があります。そのために起きる「差別」が無くなることはありません。「悪魔の病気」と考えている人もまだ存在しています。ちいさな子どもを抱えて一人で生きていくことを強要された女性たちは、厳しい環境に置かれています。

gsoccer01.jpgPatty Samaita さんシングルマザー
ジンバブエの首都ハラレにある、女子サッカーチームは18人。そのうち12人がシングルマザーです。彼女たちは定職に就くことが出来ていません。露天を開いて商品や日用品を販売して生計を立てています。

Patty Samaitaさん
「私は2年前からこのチームに参加しています。それまではとても孤独でした。病気の事があって友人もいなくなり、ひとりで子どもを育てるのは本当に大変でした。このチームに参加してからは、同じ悩みを抱えている者同士、協力しあっています。病気のことも、子育てのことも、家計のこともみんな相談していますし、協力してくれます。それまでは何度も自殺を考えました。私の病気は治りません。死ぬ病気です。つらい思いをして頑張って生きる意味が見つからなかった。でも今は違います。仲間がいますし、協力してくれる人がいます」


gsoccer02.jpgコメントが入ります靴もボールも無い

サッカースパイクをジンバブエで買おうとすると30ドル以上必要です。1日1ドルから2ドルで生活している彼女たちにとって、サッカーのためにそんな大金を使うことは出来ません。ユニフォームは2年前全国大会が開催された時、スポンサーから提供されたものです。ボールは1つだけ。練習場は小石が転がる「広場」。ボールもスグに悪くなってしまいます。

そんな環境で彼女たちは、サッカーをしてHIVがAIDSへと移行して行くのを未然に防ごうとしています。適度な運動は重要なのです。サッカーと同時に、HIV感染者のコミュニティーとしての機能を果たしています。このコミュニティーの核となるものがサッカーである必然性があります。試合に向けて「練習に参加する」ということです。練習に欠席すると、チームメイトに迷惑をかける。といった感情や、チームとしての共同体意識が、練習に参加するモチベーションとなり、感染者同士の重要なコミュニケーション場所として機能をしています。


ページの先頭へ

gsoccer-01.jpg
gsoccer-02.jpg
gsoccer-03.jpg
gsoccer-04.jpg
gsoccer05.jpg
gsoccer06.jpg

ページの先頭へ

TOPICS

尚美大
学生さんより、既使用ボールを10個いただきました。
横浜FC
既使用ボールを100個いただきました。
スタンダード
スポーツ用品をご提供いただきました。