プロ・スポーツの経営は一般企業と異なり、様々な利害関係が発生しています。第一に異なる点は、対戦相手と呼ばれる、同じリーグに所属する他のチームです。多くの場合、別企業でありながら共同してゲームというコンテンツを作り上げる、協力者という立場になります。ゲームの中ではよく敵チームという表現をされる事がありますが、現実にはゲームというコンテンツを、制作するために欠かすことのできない大事な存在です。またこの対戦相手とは、ゲームに関する権利がどちらに、どのように帰属しているのか。権利に関する知識が必要で、リーグによって細かい点が異なっていることがあります。
こで本書ではプロ・スポーツチームを経営するにあたり、民間の一般企業と異なる点に注目して、経営学の文脈でその違いを整理しています。また日本に限らず世界の様々なプロスポーツで行われている経営上の成功事例、失敗事例を紹介しています。アメリカのマイナールーグベースボールは200チーム以上あり、そのほとんどが黒字経営です。ビジネスモデルの似ている音楽興行ビジネスの成功事例も参考にしています。
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